大坂二十四組問屋

1694年、江戸の十組問屋の結成に対応して、ほぼ同時期に大坂でも十組問屋が成立。江戸十組問屋と結び、大坂から江戸へ積み出す荷物を独占的に取り扱った。最初は10組であったが、のち享保年間(1716~1736)に24組となり二十四組問屋と呼ばれる。

江戸十組問屋からの注文に応じて商品を買い継いで集荷し、この仕入荷物を従属する大坂菱垣廻船問屋に託し独占的に輸送することを業務とした。また江戸十組問屋との間に積荷の種類や船荷損失の負担を協定した。

積荷は木綿・酒・油・酢・醤油・紙・金物など日用雑貨が中心。

幕末期には次第に衰退してゆき、1841年天保の改革における株仲間解散令により解散。1851年に再興したが、明治維新によって解散。

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